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保健室より

喫煙防止教室開催 ~たばこのほんとうのお話~ [保健室]

投稿日時:2011/10/12(水) 09:52

 10月7(金) 4年生が学級活動の時間に、講師の 栃木県立がんセンター 呼吸器内科医長 神山 由香理 医師から教えていただきました。たくさんの写真や資料をみせていただきながらのお話に、児童はみんな60分間食い入るように聞いていていました。「たばこは自分のためにもまわりの人のためにも絶対に吸わない」の気持ちが、これからもずっと続くことを願っています。

<児童の感想>

・たばこは本当にこわいものだとわかりました。たばこを吸わなくても受動喫煙で病気になるということがわかりすごくこわくなりました。
・大人になってもたばこを吸うと自分がこうかいするから絶対に吸わないと思いました。
・受動喫煙ということばを聞いてはっとしました。なぜなら自分も受動喫煙をしているかもしれないからです。
・たばこを吸うといろいろなところがすごく変わることにびっくりしました。
・今たばこを吸っている人は、みんなやめてほしいです。すべての国がブータンのようにたばこを吸わなくなるといいと思います。
・おうちの人にも教えてあげたいです。心配です。

 神山医師が実際に治療を担当した患者さんをモデルに書いた「やくそく」という絵本が図書室にあります。あとがきの中の一部を紹介します。わずか9人のためにでも出張して来てくださる先生の、禁煙への強い思いが感じられます。

 「ここでみなさんに誤解してもらいたくないのは、私たちが憎むべきは、タバコを吸っている人たちではなく、タバコの煙そのものであるということです。今ではタバコの煙の危険性は広く知られるようになり、多くの人がタバコを吸うのをやめています。禁煙するためのお薬もあります。病院に行けば、専門家が禁煙の手助けをしてくれます。
 ふだんタバコについてあまり考えたことのない人にも、この絵本を読んでもらいたいと思っています。子どもたちを毒ガスであるタバコの煙から守るために最も大切なことは、子どもたち自身がタバコについて正しい知識を持つことだということに気づくはずです。」